私の会社は、宅配便の下請けをやっています。
その為、たくさんのトラックがあるのですが、よくやるのがインロックなのです。
宅配便の仕事は、トラックからの乗り降りが激しい仕事です。
しかも、車を降りて、宅配中に、車を盗まれることがたまにあるのです。
その為、車を降りた場合には、必ず、ドアのキーを掛けることが義務付けられています。
エンジンを切って、キーを抜き、鍵を掛ければ、インロックの可能性はないのですが、面倒なので、キーを抜かずに、ドアのキーを掛ける方法を使ってロックするものが多く、その結果、インロックをよく起こすのです。
車のドアは、外からキーを掛けなくても、ドアを開けた状態で、内側から、ロックすると、キーを使わないで、ロックすることができます。
その為、会社は、予備キーを作っています。
ところが驚いたことに、この予備キーは、ドアの開けることはできますが、それで、エンジンを掛けることができない仕組みになっているのです。
最初、それに気づかず、作ってもらった合い鍵で、エンジンが掛からないのに、驚きました。
エンジンが壊れたのではないかと会社の管理が大騒ぎをしたのです。
ところが、最新のトラックは、作ってもらった合い鍵では、ドアのキーを開けることができるけど、エンジンは掛からないようにできているのです。
盗難防止の為に、今は、そのような鍵を作ることができるらしいのです。
予備キーを作ってもらった鍵屋さんに尋ねても、そのような答えが返ってきました。
トラックのメーカーに電話しても、同じことを言うのです。
トラックメーカーのすごい技術に驚きました。
とにかく、合い鍵を持っていれば、インロックは防げます。
だから、今は、この合い鍵に腰紐を付けて、常にズボンのバンドにぶら下げるようにしています。
これをすることによって、インロックは、ほとんどなくなりました。
ところが、たまに、この腰紐付きの合い鍵を外して、相変わらず、キーを使わないで、ドアをロックして、インロックする人が、極まれですが、いるのです。
そのような人は、説教部屋で、管理から、物すごい剣幕で説教されています。